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果たして検証結果は?
2017/05/05 (金)
こんにちは。フレキシチーク担当の大久保です。
世間ではGWですがしっかりと休まず働いております!
今回気になったことがあり検証を行いました。
今回の検証は、、、、、、、、、、
➀「強力浸透成分」が売りのカビキラー
➁住宅用合成洗剤の王者マジックリン
この2種類の住宅用合成洗剤で検証を行いました。
カビキラーは次亜塩素酸ナトリウムでアルカリ性、マジックリンは弱アルカリ性です。
まずはこれがフレキシチークに何もしていない状態です。
こちらが噴霧した状態。ここで瞬時に変化があったらどうしようとドキドキです。
噴霧後30分 流石、「強力浸透成分」が売りのカビキラー、界面活性剤の絶大の効果もあり浸透しました。
マジックリンは未だに浸透していません。マジックリンは浸透というより汚れを浮かせて汚れを除去します。
噴霧後1時間 カビキラーは変化なし。
マジックリンはそのまま放置すると浸透しきれずにシミの状態になってしまいます。
このままシミが残った状態で放置したらそのままシミが残りますが。。。
水洗い ホースの先をつまんで勢いは上げずに水洗いを行いました。どちらも反応は起きてません。
水洗い直後 こちらが水洗い直後の画像になります。
素材を拭くなども一切しておりません。
カビキラーは何も反応がなく、マジックリンはシミが取れました。ホッとする瞬間です。
水洗い後30分 素材自体も乾きましたが何も変化なし。
水洗い後1時間 変化ありません。
結果
フレキシチークはボート用合成チーク材でPVCです。いわゆる塩ビ(ポリ塩化ビニル樹脂 (ポリビニルクロライド樹脂))です。
マニアな方は化学式の(CH2CHCl)nを見ればなんとなく何の材質で作られているか分かります。
長所は全般的物性 強度、電気絶縁性、難燃性、耐候性、耐薬品性などに優れていることです。
カビキラーは浸透してカビを分解させてカビを落とします。マジックリンは画像の説明でもあったように浸透というより汚れを浮かせて汚れを除去します。
どちらも使用用途が違いますし汚れの分解の仕方も違います。
結果はカビキラーは浸透し何も変化はありませんでした。マジックリンは蒸発してシミになります。
しかし、水洗いで汚れを落とせば問題ないことが分かりました。
汚れによって使い分けてください。 しかし、シミへの原因となるため使用後は必ず水洗いし洗剤成分を洗い流してください。
傷などに汚れが残り他の液体と化学変化を起こしそれがシミになることも考えられます。
※使用する際は自己責任で行うようにしてください。
これを本物のチークに使用すると考えただけでゾッとします。
それに比べボート用合成チーク材はメンテナンスも非常に簡単です。
お気軽にお問い合わせください。
最後に界面活性剤とはと思われる方に
界面とは、表面ともいいます。界面(表面)とは、2つの性質の異なる物質の境界面のことです。 2つの混じり合わない物質の間には、必ず界面が存在します。
例えば、洗濯中の洗濯機の中を考えると、水と空気の界面、水と汚れの界面、水と衣類の界面、汚れと衣類の界面、洗濯槽と水の界面、 のように、たくさんの界面が存在しています。
界面活性剤とは、このような界面に働いて、界面の性質を変える物質のことを言います。
水と油は、混じり合わないものの代表のように言われています。 混じり合わない水と油の間には界面が存在していますが、界面活性剤は、この界面に働いて界面の性質を変え、水と油を混じり合わせることができるのです。
界面活性剤の分子は特徴的な形をしています。